生きているだけで十分仕合わせだ

今まででハッとしたこと。驚いたこと。生きていくうえで確かなこと。私の息子(昭和60年生まれ)に是非伝えたいことを書いていきます.猫に小判か、みずみずしい類体験か。どうぞ後者でありますように。

2016-01-01から1年間の記事一覧

度胸(新幹線の生みの親、十河信二)

テレビ放映 ー新幹線の父 不屈の闘い- 本年(平成28年)の10月2日、NHKBSテレビのドキュメンタリー番組で、新幹線の生みの親といわれる十河信二のことが放映されていました。テレビを見て、私は久し振りに感動しました。十河信二の度胸におったまげま…

真の幸福感(土地の有効利用でのオーナーとの出会い)

自分が最も大切に思うまさにその人から、自分もまた最も大切にしてもらっていると信じることができる時こそ、人は真の幸福感を味わうのである。-大学時代の恩師、I先生の「あれやこれや」から 思いもかけなかった電話がかかってきた。 平成28年12月3日(土…

癒し 懐かしい  「今夏、はじめて出会う海」

島根半島の海水浴場の海 私が中学生や高校生の頃です。私は島根県松江市の市街地に住んでいましたが、夏になると島根半島の日本海に面した「恵曇」や「北浦」の海水浴場に1人でバスに揺られて行っていました。どちらの海水浴場かはっきり覚えていませんが、…

「時間」が悩みを解決し、「空間」が悩みから解放してくれる

医者の不養生ならぬ・・・ 私の父は中小企業を経営していましたが、自宅と会社がいっしょでした。店舗併用住宅です。 父は手形の期日に追われ、明日は目が覚めたくない、とよく母にこぼしていたそうです。 その頃、開業医で早死にすることを聞くことがありま…

人生は蒔いた種どおり 親の介護をするのはどの子供

人生は蒔いた種どおり 「人生は蒔いた種どおり」この言葉は私の人生航路で大切な指針となるものの一つです。 何かにぶち当ると、この言葉を引き出して、自分のそれまでの行動を分析し、反省します。そうするとすべての結果を自分に受け入れることができます…

棟方志功の感性 孤独、路傍の小さな花

棟方志功 棟方志功といえば、版画家で20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人です。相当昔の話になりますが、某テレビ番組で棟方志功の特集が放映されていました。私には放映された1シーン、1シーンのすべてが興味をそそられるものでした。その中で今で…

自然は大らかで波長が長い

年賀状 「自然は大らかで波長が長い。高校時代、落ち込んだときに、ある友人の声を聞いただけで心が和み、救われたことが何度かあった。彼は、日本海の島から、わが市に海と山の香りを運んで来てくれたのだ。私達の生活リズムはテンポが早すぎる。ストレスは…

大学時代の恩師の思い出

大学での講義は素晴らしかった 私は大学時代の3年と4年を民事訴訟法(法律のひとつ)のゼミに所属していました。その時に指導していただいた先生からお聞きした話の一部をここで紹介したいと思います。 先生の大学での講義は、民事訴訟法という学問の領域…

企業の業績はトップ1人で決まる

友人の話 いつの頃だったかはっきり覚えていませんが、たしか還暦を迎えてのことだったとおもいます。高校時代の同窓会が東京で行われました。私は世話役の一人で、私を含めて4人で事前の準備を行っていました。 その折り、雑談をしている中で、日本IBM…

幸福なときはいつ 何もないときが大半、悩みがつぎ、喜びは束の間だが

人生の消息 人生。何が起きるかわからないのが人生。いかに心の修行を積み重ね、身体を鍛錬しようとも、生きているかぎり苦悩と縁を切ることはできません。 人生の時間を大まかに分けると 生きている時間を大まかに分ければ、ただ日常の繰り返しで可もなく不…

営業力は販売力ではなく商品企画力

営業マンの第一の役目はセールスではない 営業マンに与えられた仕事は何かと問われれば、誰しもが商品を売ることだと答えるでしょう。営業マンは、商品知識を駆使し、巧みなセールストークで商品を売る。 たしかに営業マンにとって商品を売ることは不可欠な…

散歩の効用

問題が解決できなくて堂々巡り 私は、仕事のうえで、簡単な論理上の行き詰まりにぶつかることがあります。例えば、論理を積み重ねてある結論に達するのですが、どうしてもその結論がしっくりきません。そういったことに遭遇することがあります。(後で気がつ…

生きる知恵「ゴ-サインは一呼吸置いてから」で間違いを防ぐ

父の残した言葉 私の父は、地方で中小企業を経営しておりましたが、人を採用しようとして面接を行なっていた時、人柄、能力ともに申し分のない人に出会ったことがあったそうです。あまりにも良かったので、いつもは後日に採用通知を出すことにしていましたが…

ビジネスで成功する - 勝敗は戦う前に決している

勝敗は戦う前に決している 敗軍の将は戦いが始まってから勝とうとする。戦いの最中に、勇猛果敢に突進していく。 これに対して、勝軍の将は戦いが始まる前に勝とうとする。戦う前に、日頃から周到な準備をしておく。そして戦う前に双方の戦力等から勝てるか…

人事とはなにか その要諦は論功行賞ではなく、明日以降の可能性にある

人事の要締は人の明日以降の可能性にある 以前、私がサラリーマンであったとき、当時、人事課長をされていた先輩と安い小料理屋で酒を飲みながら話しをする機会がありました。その時の話しで印象に残ったことがあります。 ある日、課長は社長に呼ばれて質問…

インスピレーション 論理の積み重ねを超えて真実に達する

大学時代の答案 私の自慢話は数えるほどしかありませんが、その一つに、大学4年の新学期が始まったとき、民事訴訟法の講義の冒頭で、3年学期末のテストで出色の答案が二つあったとして、私の名前が最初に読み上げられたことがあります。何の前触れもなかっ…

2年目のジンクス 信じられない気の緩み、1年目の倍近い練習が必要

「2年目のジンクス」とはとくにプロ野球界でいわれてきたことですが、1年目で活躍した選手は、翌シーズンに成績を落とすというものです。もっとも最近ではこの現象は少なくなってきているようですが。 何故でしょうか。 好成績を残し知名度が上がったこと…

「成功と失敗」勝負の分かれ目は諦めようとした、まさにその時(私の体験から)

私の経験したこと バブルが崩壊する前、土地の有効利用が盛んに行われていた時期がありました。その頃私は中堅のデベロッパーで土地の有効利用を手がけていましたが、その中で比較的大型ビルの土地有効利用を手がける機会がありました。 三井不動産、鹿島建…

「慎重を期する」は 遠泳で溺れるのは浅瀬を連想する

「慎重を期する」というとき次の一文を思い出します。 -遠泳のことである。子供たちがやるときは大てい多勢集団で列を作って泳ぐ。向う岸までかなりの距離を泳ぐわけである。海の中で波にゆられ、時には水を飲んで泳ぐ。だんだん疲れてくる。向う岸へ近づく…

類が類を呼ぶ  付き合っている人を見ればその人の人柄がわかるというもの

ビル建設の現場所長 ビルやマンション等の建設では、通常、建設現場に1人の現場所長が配置されますが、工事の出来栄えは現場所長次第ということがいわれています。 何故でしょうか。 それは、現場所長は一般的に現場を支える職人を選ぶ権限を持っており、実…

生きているだけで十分仕合わせだ。それ以上何を望もうというのか。

某テレビ局で、インドの北東に位置する「ブータン」を取材している番組があった。(ブータンの自然は私の小学校低学年の頃、昭和27年~30年頃、夏休みを過ごした親戚の田舎、出雲の風景よりさらにのんびりしていた。)その中で初老の人がインタビューに答え…