生きているだけで十分仕合わせだ

今まででハッとしたこと。驚いたこと。生きていくうえで確かなこと。私の息子(昭和60年生まれ)に是非伝えたいことを書いていきます.猫に小判か、みずみずしい類体験か。どうぞ後者でありますように。

年賀状 平成12年から令和6年まで

私は平成12年から年賀状に簡単な文章を書き添えています。

その年、その年、私が心がけるテーマを中心に書いています。

紛失したり、喪中であったりして年賀状が手許にないものもありますが、

大方は揃っています。

それで、この機会に手許にある年賀状を当ブログに掲載してみました。

 

平成12年 晴れてよし 曇りてもよし 富士の山

晴れてよし、曇りてもよし、富士の山。

宇宙から撮影した青い地球を見て。

宇宙は静寂で邪心なし。

心が何ものにも捉われない、虚心平気な心。

宇宙は生命が躍動。

勇気ある心、明るい心、朗らかな心。

宇宙の力を胸一杯吸い込んでいきたいとおもいます。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

 

平成13年 蒸気機関車 自動車 飛行機 テレビ 衛星放送 インターネット

蒸気機関車、自動車、飛行機、テレビ、衛星放送、インターネット。

文明は時間を短縮し空間を広げてきた。

しかしこれらを支配してきたのは儲け優先主義。

便利が安全に、低俗が教養に優先。

現代の心の病は若年層という弱者に重くのしかかる。

どんな場合でもいのちあることを喜び、

幸せを感じて活きていくことを第一主義的人生としたい。

皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

 

平成15年 地の声 天の声

地の声。天の声。

地の声は鳥の鳴声や風によって木がすれあう音。

天の声は草叢に寝そべって青空に浮かぶ雲を眺めているとき、

ふっと無心になったときに聞こえる声なき声。

地の声、天の声は心の本当のやすらぎの場所。

天の声を聞くと人の命のなかの本然の力が湧き出る。

心機転換。地の声、天の声に耳を傾けていきたい。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成16年 自然は大らかで波長は長い

自然は大らかで波長は長い。

高校時代、落ち込んだときに、ある友人の声を聞いただけで心が和み、

救われたことが何度かあった。

彼は、日本海の島から、わが市に海と山の香りを運んで来てくれたのだ。

私達の生活リズムはテンポが早すぎる。ストレスはそこから来る。

せめて心だけはゆとりをもたせたい。

手始めに、この一年は、ゆっくりと話すことから心掛けていこうと思う。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成19年 有意義で幸福な人生

私達は有意義で幸福な人生を過したいとおもう。

しかし何か事があるのが人生。

平穏無事な日々が続くとおもっていると荒波がやってくる。

幸せな人生を送るための答えは一様ではない。

真実は以外とシンプルな言葉で集約されるかもしれない。

私は、この一年間朝の目覚めに夜の寝際に、生きていることに感謝し、

声を出して「有り難うございます」と言うことにする。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成20年 インド北東のブータンの国

某テレビ局でインド北東のブータンの国を取材していた。

取材された人は誰しもが一様に自分は仕合わせだという。

そのなかで初老の人曰く「生きていることで十分に仕合わせである。

ほかに何を望もうというのか」。ハッとさせられた。

人生を語る哲学のなかでこれ以上の言葉に出会ったことがない。

私達の取り巻く環境のなかでは困難を極める生き方であるが、

私は初老の言葉を折に触れ思い出していこうとおもう。

積極的に生きるため。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成21年 サッカーのオシム前代表監督

サッカーのオシム前代表監督が今年から日本を離れる。

ジェフ千葉の監督時代、祖母井GMが、韓国人の大型FWがハットトリック

達成したのでボーナスを出したいと相談したところ、

即座に反対したという。

彼に点を取らせるように動いた選手を見落としていないか、というのである。

心に響く。

平気で点を取らせる動きができる人は一流の人物であろう。

今年、私は少なくとも一度はこの動きをしよう。

楽しく明るく生きるため。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成22年 仕事のうえで論理上行き詰まったら

仕事のうえで論理上行き詰まることがある。何度考えても解決しない。

そのようなとき私は散歩に出かける。そうすると決まって問題が解決する。

不思議なことである。

リラックスするためか、心身が自然のリズムの中に置かれもっとも

良い状態にあるためなのか。

これは自分の見つけたコツであり宝物とおもっている。

このコツが活用できるのは仕事に限らないはずだ。

本年からは事あるごとに散歩に出かけようとおもう。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成23年 未だ木鶏たり得ず

未だ木鶏たり得ず。

双葉山が六十九連勝の止まった夜、無心を貫く難しさを嘆いて発した言葉という。

白鵬連勝ストップの新聞記事のなかに載っていた。

私は無我の心境をこの十数年気にかけてきたが、全くもって身につかないでいる。

座禅も一方法であろう。

また、誰しもが日頃、ヒョイヒョイと無心の心境に入っていることを

経験しているともいう。

私の本年のテーマは無心の心境である。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成24年 居酒屋上州屋

私の事務所近くに上州屋という居酒屋がある。

何時も満席の繁盛店である。

家族四人で切り盛りされ、季節の魚や野菜が出され、

新鮮な料理が私を驚かせ喜ばせる。

高くて旨いものなら誰れにでも出来る。

自分は安くて美味しいものを心がけている。

口数の少ないマスターがぼそっと言ったことがある。

この店は何時行っても居心地が良い。

東日本大震災放射線量の影響は今も続いており、

被災者への支援を忘れないようにしたい。

そして自分の持場にベストを尽くすことを忘れないようにしたい。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成25年 格別な仕合わせ

困難を克服して何かを実現したとき、大変美味しい食事をしたとき、

素晴らしい音楽を聞いたとき、私達は仕合わせな気持になります。

パッと花が咲いたような人に出会ったとき、

私は格別に仕合わせな気持になったことがあります。

これってお金とは無縁ですが、もし金額に換算できるとしたら

いくらになるだろうかと考えたことがあります。

出会った人、出会った人が仕合わせな気持ちになるだろうなあ、

と想像したことがあります。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成26年 言葉は言霊

言葉は言霊といわれる。それだけ力があるということであろう。

日本人はユーモアのある言葉を投げかけるのが不得手で、

私も例外ではない。

ユーモアのある言葉は笑いを誘うが、なお上品でありたい。

そのような言葉は、周囲を鮮やかに彩り、心地良い雰囲気を醸し出す。

そればかりではない。ゆとりを与え、生きる力さえ生む。

さてどうするか。私はユーモアセンスを研きます。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成27年 鍛錬

鍛錬。心の鍛錬は。身体鍛錬は。

毎日のこととして行っているかというとそうではない。

どれもこれも少しかじる程度。長続きがしない。

やればやるで続けなければという思いがストレスになってしまう。

なので適当にやってきたが鍛錬の大切なことは解っている。

齢の所為か最近、腰の調子がおもわしくなかったことがあり、

身体について鍛錬らしい鍛錬をしていないことを思い知らされたことがあった。

毎朝と毎就寝前、心と身体の鍛錬をしようと思う。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈りします。

 

平成28年 笑い

笑い。笑いは人間特有なもので、人間以外の動物にはないものといってよいだろう。

ライオンが笑ったり、桜が笑ったりすることを想像すると気持ちが悪い。

それにひきかえ、人間の笑いに接すると無条件に気持ちが良い。

楽しい気分になる。

笑いは心ばかりでなく身体にも良いといわれている。

笑いは、人間が人間らしくなる本質的なもので、

人間に根源的な力をもたらすのかもしれない。

笑いを自由自在に操ることはできないであろうか。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成29年 人生は蒔いた種どおり

人生は蒔いた種どおり。

私の現在おかれた状況はすべて自分が蒔いた種どおりになっています。

人間関係においても、仕事においても、健康においてさえもです。

私は何かにぶち当たると、この言葉を引き出して、

それまでの行動を分析し、反省します。

そうすると、すべての結果を自分に受け入れることができます。

そうして、気持を新たにし、人生航路を歩み続けます。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

平成30年 健康

健康は心・食事・運動

このうち運動不足は明白で気になっていました。

私は、作夏から毎朝、雨の日以外は最寄駅まで二十四分歩いて、

事務所に通っています。

どうせ三日坊主と思っていましたが、今のところは続いています。

どういうわけか、朝歩くのは苦になりません。

体調が以前に比べて良くなったというわけではありませんが、

これからも、毎朝、歩こうと思います。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

令和2年 冬の空

冬の空。青空は、青にうっすらと白色を重ねて、少し薄い。

雲も薄く、軽やか。

夏のコバルトブルーの青空と分厚い入道雲とは随分違う。

冬の空は澄みきっている。

心定まる。唐突に問題を投げかけられ、面喰らう、

しかし観念して覚悟が決まると、

しばらくして問題が解決されることが幾度かある。

覚悟が決まり心が定まると不思議な力が出る。

心定まるは冬の空と同じ顔を持つ。常に心定まるでありたい。

ご健康とご多幸をお祈りします。

 

令和3年 富士山

今日、富士山を自宅マンションから見た。

私のいる松戸でも、くっきりとその雄姿を見せている。

今、コロナが凄まじい勢いで世界を被っていることが嘘のようだ。

コロナは、人間にとってもっとも大切な人と人との接触にノーを突きつけ、

人間に戦いを挑んできている。

私達は、一人一人が飛沫対策をしっかり行っていくしかあるまい。

自然の恵みに深甚なる感謝をして、

まず人のために、そして自分のために、感染対策をしっかり行っていく、

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

令和4年 ブータンの初老の人曰く

ブータンの初老の人曰く、「生きているだけで十分に仕合わせである。

ほかに何を望もうというのか」。

人生を語るうえでこれ以上ない言葉であり、

言葉そのものの響きが私に安心をもたらし、力を与えてくれる。

今、コロナは変異を繰り返し、世界中でオミクロン株となって私達を襲っている。

しかし、いつ、どのような姿で終息するのかもどかしいが、

コロナは必ずや終息する。

そして人類は生存していくと信じている。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

令和5年 時間はときめき

時間はときめきである。

子供の頃はあれほど一年が長かったのに、大人になると、

一年が経つのが早い。あっという間である。

これは誰しもが実感していることではないか。

某テレビ局の特集で、子供と大人のこの違いは、

ときめきが大いに関係しているということであった。

ときめきがあれば時間はゆっくりと進む。

夢中になって、ときめいて、時間をゆっくりと動かしたい。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。

 

令和6年 恩師I教授の講義と大谷翔平選手

私の恩師であるI教授の講義は素晴しかった。

講義内容は学会の最先端を行くもので、

毎年その内容は更新されるということであった。

十二月九日、大谷翔平選手がドジャースと10年間7億ドルの

大型契約のニュースが飛込んできた。

彼は、打つ投げる走るに規格外の能力をもつが、

私が感心するのは、何といっても、彼がつねに進歩向上に努めている、

それも半端ないということである。

学ぼう、この若い青年から。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。