生きているだけで十分仕合わせだ

今まででハッとしたこと。驚いたこと。生きていくうえで確かなこと。私の息子(昭和60年生まれ)に是非伝えたいことを書いていきます.猫に小判か、みずみずしい類体験か。どうぞ後者でありますように。

2年目のジンクス 信じられない気の緩み、1年目の倍近い練習が必要

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「2年目のジンクス」とはとくにプロ野球界でいわれてきたことですが、1年目で活躍した選手は、翌シーズンに成績を落とすというものです。もっとも最近ではこの現象は少なくなってきているようですが。


何故でしょうか。


好成績を残し知名度が上がったことで、取材やイベント参加が多くなりオフに十分な練習ができなくなる。他球団から研究され対策を講じられる・・・。

いろいろ理由は挙げられますが、私は、一番肝腎なことはつぎのことなのだろうと思っています。

1年目ははじめての世界に飛び込んだのです。それこそ必死に練習します。死にもの狂いで練習します。いきおい練習量は多くなります。

しかし2年目はどんな人でもどこかに気の緩みがでてきます。1年目の練習で好成績を残した、その練習量が頭にあります。人間ですから自然と計算します。1年目の練習が10だから9ぐらいの練習でも十分大丈夫だろうと思っても不思議ではありません。たとえ自分では気が付かなくても心の底ではそう思っているのかもしれません。

これがとんでもない間違いのはじまりです。気の緩みがあるぶん、1年目と同じ練習量では、到底1年目の練習の質・量の域に達しません。見かけは1年目と同じ練習量でも1年目の必死なおもいの練習とは数段質が劣るのは目に見えています。

しかし本人はそれに気づきません。その結果、2年目は1年目ほど成績が上がらない、ということになるのではないでしょうか。

「2年目のジンクス」にならないためには、気の緩み、油断を差し引かなければなりません。1年目の30%増し、50%増し、あるいは100%増しの練習量でやっと1年目と同じ練習の質・量の域に達する、ということではないでしょうか。

「2年目のジンクス」を乗り越えると、3年目からは軌道に乗っていく、ということを聞きます。多分、1年目、2年目の練習で要領を自然と心と身体が覚えるからでしょう。もっとも油断をすればいつでも元の黙阿弥になってしまいますが。

「2年目のジンクス」はなにもプロ野球に限ったことではありません。スポーツでもビジネスでも、ほかの何事でも、とくに昇り調子のときは「2年目のジンクス」に遭遇することがあります。