生きているだけで十分仕合わせだ

今まででハッとしたこと。驚いたこと。生きていくうえで確かなこと。私の息子(昭和60年生まれ)に是非伝えたいことを書いていきます.猫に小判か、みずみずしい類体験か。どうぞ後者でありますように。

創意工夫 名もない小さな八百屋が大きくなった理由

名もない小さな八百屋

私が小学校の高学年の頃だったと思いますが、自宅から少し離れたところ、歩いていくと6~7分のところに小さな八百屋が開店しました。我が家では、少し不便でありましたが、そこから野菜を買うようになりました。子供心に記憶しているのは、その八百屋には品物に何かしらの工夫があったということです。具体的にそれがどういうことであったか覚えていませんが、工夫があって新鮮なイメージが残っています。

私は東京で大学時代を過し、サラリーマンとなり、引き続き東京にいましたので、その後その八百屋がどうなったかは知る由もなかったのですが、サラリーマンをしていた頃郷里に帰省した折り、近くにできたスーパーにひょんなことから買い物に出かけたことがありました。スーパーの名前は以前の八百屋と同じであったので、ひょっとしたら昔の八百屋が大きくなったのではないかと思いました。昔と違って大きなスーパーとなっており、それも市内に数店舗できていました。昔のことをおもって店内を見てみますと、そこに一つのコーナーがありました。朝採れの魚です。あっ今も昔と変わらず工夫があるなあ、と思いました。それが健在で、あの小さな八百屋がこんなに大きなスーパーを何軒ももつようになったのだなあ、と一人合点しました。

事業で不可欠なものとして、人、物、金があります。そしてその中で一番大切なものは人です。その人で最も大切なものは創意工夫です。そういうことかと思います。小さな八百屋は創意工夫で大きくなったのだと思います。

小さな八百屋は、いろいろな理由はあるでしょうが、一つは創意工夫によって大きくなったといえると思います。創意工夫が事業の発展をもたらした具体例といえるでしょう。私はサラリーマンを止めて独立してから20年近くになろうとしていますが、小さなことであれ大きなことであれ、創意工夫を心がけてきました。お蔭様で、仕事は軌道に乗って今日まできています。