生きているだけで十分仕合わせだ

今まででハッとしたこと。驚いたこと。生きていくうえで確かなこと。私の息子(昭和60年生まれ)に是非伝えたいことを書いていきます.猫に小判か、みずみずしい類体験か。どうぞ後者でありますように。

貴乃花親方でなければ相撲協会に一石を投じることはできなかった!

日馬富士暴行事件はようやく収束に向かいつつある

 

昨日、12月25日にやっと貴乃花親方が相撲協会(危機管理委員会)の事情聴取に応じました。あさっての28日には臨時理事会、臨時評議員会が開かれ、貴乃花親方に対する処分が検討され、決定されることになります。今回の日馬富士暴行事件もようやく収束に向かいそうです。

 

貴乃花親方が日本の相撲界に一石を投じた

 

貴乃花親方の行動は相撲協会の理事としては批判されても仕方のないことでしょう。今回の暴行事件を警察に被害届を出しながら相撲協会には報告していないのは、理事として、巡業部長として、その責任を果たしていません。貴ノ岩への聴取、自分自身への聴取を再三拒否しているのは、いたずらに解決を長びかせてきました。

そうではありますが、角度を変えてみますと、貴乃花親方の頑なな態度によって、結果的に事件のほぼ全貌が明るみになってきているといえないでしょうか。私は、そのことに興味があり、関心があります。貴乃花親方の頑なな態度がなければ、事件は発生の初動の段階でうやむやのうちに終わってしまっていたことでしょう。ですが、今や、白鵬黒幕説が登場したり、白鵬の平手打ちやかち上げは横綱の品格を汚すものだとまで言われております。

相撲協会に限ったことではありませんが、ある団体の集まりで、思い切った改革をしようとする場合は、貴乃花親方のような不器用でも、世間から批難されようとも、断じて自分の信念を曲げない人物の登場を待つしかないことは、私達の知るところです。

 

処分は相撲協会の改革を踏まえたものであること

貴乃花親方が理事として責任をとらなければならないことは当然のことでしょう。そうしなければ組織としての示しがつきません。

しかし、考えるべきは、貴乃花親方の今までの行動責任を問うことに急であってはならないことです、未来を見すえたうえで、相撲協会が健全な組織になるためにはどうしたたらよいか、という観点から責任のあり方を考える必要があるということです。( 当ブログ 人事とはなにか その要諦は論功行賞ではなく、明日以降の可能性にある 2016/9/26

貴乃花親方の行動は、組織人としては問題ありですが、協会改革によい機会を与えていると捉えることが必要だということです。

 

相撲協会の改革指針

貴乃花親方の行動によって、結果として相撲協会の問題点も数多く出てきました。この際、関係者の処分にとどまるのではなく、是非相撲協会は改革するべきです、それが本丸なのですから。相撲協会の改革は「自由闊達な自己責任をともなった議論ができる風土」とトップにはそれに相応しい人物を選ぶことが是非とも必要と考えます。( 当ブログ 相撲協会の改革指針 貴乃花親方、貴ノ岩聴取を拒否 2017/11/24